子どもにとって「環境」ってなんだろう?

 以前facebookに投稿した記事の中で、反響があったので書きます。

 子どもの成長に関わる仕事をしている人や、遊び、体験活動などに関わる仕事をしている人はよく、「子ども」についてだけじゃなく、「その子の周りにある環境」について考えたり、アプローチしていくこともあります。

 現在はフリーランスのプレーリーダーである私ですが、今までに以下の仕事をしてきました。

1.児童発達支援事業 保育士

…小学校就学前の障がいをもつ子どもの、生活や保育を通した発達支援

2.放課後等デイサービス 保育士

…障がいをもっていて、特別支援学校や通常学校の特別支援クラスに通っている小学生や中学生の放課後の時間の生活支援や発達支援

3.重症心身障害児者入所施設 保育士

…精神的・身体的に重度の障害を持つ障害児者生活の場として入所している施設で、食事・排泄・入浴などの生活支援や保育活動

4.学童保育 指導員

…親が仕事で帰宅が遅いなどの理由で、放課後学童保育に通う小学生の生活面の支援や心のサポート

5.常設プレーパークのプレーリーダー

…誰もが来れる地域の自由な遊び場で、子ども達のやってみたい遊びの実現や親子の外遊びを支えたり、話を聞きながら心の居場所をつくる

こんな子ども達に出会ってきました

・言葉を喋ることは出来ないけれど、遊ぶ中でその日の気分や主張を表現したり、人との関わりを楽しむ子。

・自分で動くことは出来ないが、人に触れてもらったり話しかけてもらうことで感情が素直に表情に表れる子。

・「学校に通う」以外の選択をし、自分が本当に心が向く事、自分が過ごしやすい時間の過ごし方で生活することで、自分の内面を知り生きている実感を取り戻した子

・学校が終わった後に、様々な複雑な気持ちやストレスを感じながら、自分の家に帰るまでの時間を待つ子

・やってみたいと思ったことを、大人の視点を入れず自分なりにやって見ながら、道具の使い方や友達との協力の仕方、試行錯誤や工夫をみつけていった子

いろいろな「子どもに関わる仕事」がありますよね。

 そこで、「子ども」を見ているだけでは改善出来ない問題があるということを経験してきました。

子どもにとっての環境いろいろ

・そこにいる大人の考え方や大人との関係性

・そこにある物や設備

・その場の決まり

・その場に関わる大人の体制(人数や時間)

・他の子との関係性

・時間的制約

・親の存在

などです。

 「大人の考え方」が子どもにとっての環境になるというのは例えば、子どもが何か興味を持ってやろうとした時に、近くに居る大人が「まだあなたには早いからダメ」や「こっちをやってからにしなさい」と言うのか。

それとも「やってごらん」と言うのか。

 それによって、子どもが経験することが出来ることの内容や質が変わってきてしまうのですね。そう考えると、「大人」という存在も、子どもにとっては大きな「環境」なんだなぁ、といつも思っています。

そこにある環境は、変えていくことが出来る。

 施設の物や決まり(ルール)、そこで仕事として働く大人の人数や施設の時間などは、なかなか簡単には変えることが出来ませんよね。

 しかし、そこに居る大人の考え方や、子どもに対する見守り方の姿勢、関わり方などは、「何を大切にしたいか」によって変えていく事が出来ます。

また、一人で変えることが難しければ、他の誰かに相談したり話し合ったりしながら、大人にも共に考える仲間を作ることが出来ます。

プレーパークとは

 子どもにとっての遊び環境が、より自由なものとなるように考えられた遊び場があります。それは「プレーパーク」というものです。

そこでは、

「子どもの遊びの時間は子ども自身のもの。大人は、子どもが遊びの中で自分なりにいろいろなことに挑戦していく時間を、手出し口出し先回りせずに、見守る役割。そして子どもがやりたいことで手助けが必要なことがあれば、それを支える。遊びの中で経験していく失敗や成功、試行錯誤や工夫などが全部、子ども自身の経験となるように支えていくこと」

を大切にしています。

これも「大人の考え方」による環境の作り方の1つです。

今回は「環境は変えていく事が出来る」という事について書きました。

プレーパークについて、また別の記事で詳しく書いていこうと思います。

 

 

 

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